コンクリートポンプ車の用途とは

コンクリートポンプ車とは、撹拌状態にある生コンクリートを離れた場所に送り出すための装置を兼ね備えた作業車両のことです。通常、建設や土木の現場で使われるコンクリートは、ミキサー車によってプラントから運ばれてくるもので、こんさいには材料を撹拌した状態で手配されます。一方でミキサー車より低い場所へ送る場合には重力を利用してシューターを使って流しこむことが可能ですが、平らな場所であったり高い場所へ運び込む場合には一輪車などを用いて人力で運ぶかバケットに入れて重機やクレーン車を使って運びこむ必要があります。しかし、プラントから運ばれたコンクリートは硬化が、はじまっており時間内にすばやく型枠に流し込む必要があるため、大量のコンクリートを必要とする場合には、このような方法は施行不良の元になります。

そこで使われているのがコンクリートポンプ車です。コンクリートポンプ車では、ブームと呼ばれるアーム状のものがあり、そこにパイプが通されています。ブームの長さは、2トン車で11メートルで最大のものでは40メートル近くにもなり、圧力をかけて送り出すことが可能です。特にコンクリートポンプ車のメリットとしては、圧力を掛けて送り出すことが可能であることで、施工時に均一にコンクリートを流し込むことが可能です。

また複数の車を使用し中継することで、長距離をコンクリートを送り出すことができます。なおコンクリートポンプ車はミキサー車と同様に生コンクリートを販売している業者が手配してくれるケースもあります。

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