現代の建築作業には欠かせなくなっている様々な役割の重機ですが、コンクリートポンプ車もその中の一つです。コンクリートポンプ車の仕事は、建設現場などにミキサー車で運ばれて来る生コンクリートをホースやポンプを通して打設場所まで送る事です。生の状態のコンクリートは非常に重量があり、少量であればクレーンで動かす事も可能ですが大量の場合はとても非効率的なのでそんなときに重宝されます。そんなコンクリートポンプ車にはそれぞれ特徴が異なる2種類があり、現場の状況に合わせて使い分けられています。
フレッシュコンクリートを離れた場所まで送り込むために輸送管付きの折りたたみ式ブームを搭載しているタイプをブーム車と呼び、折りたたみ式4段の物が一般的です。フレッシュコンクリートを高い所など移動が困難な場所へ輸送させる時に、このブームが有ると比較的効率良く作業が進められます。デメリットとしては車体バランスを崩さない為にアウトリガー(張り出し脚)を使用しなければならないので、狭い現場には不向きです。もう一つは配管車と呼ばれ、ブームを搭載していないポンプから直接配管を繋いでフレッシュコンクリートを圧送するタイプで、ブーム車と比較すると設置に場所を取りせん。
またブームが無いので車高制限がある場所へ利用出来るのも大きな特徴です。ブーム車と配管車、それぞれの特徴を把握して生かす事により、様々な現場への対応が可能になり施工の幅が広がります。立体駐車場のことならこちら