土地を所有している人の中には、駐車場に整備して経営を始める人が少なくありません。パーキングには一般的な平面駐車場のほか、マンションや大規模な商業施設、都市部の宿泊施設などでみられる立体駐車場がありますが、後者を選ぶことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。立体駐車場を経営する大きなメリットは、なんといっても駐車台数を増やすことで料金収入の増加が期待できることです。平面駐車場だと10台程度しか停められないケースでも、縦方向にスペースを広げられる立体駐車場なら何倍も多くの車両を収容することができます。
初期に多額の投資が必要になりますが、立地条件や周辺環境次第では多額の料金収入が発生し、短期間で投資した分を取り戻せる可能性があります。立体駐車場を採用するメリットは、セキュリティー面にもあります。駐車場の防犯面での安全性を高める方法には、監視カメラの設置や警備スタッフの配置などがありますが、前者は死角で犯行が行われる可能性があること、後者は広さに応じた人数を配置しないと全体をカバーできないことや人件費を計上しなければならないことなど、さまざまな問題が存在します。立体駐車場のうち、自走式のものについては平面駐車場と同様の問題がありますが、機械式のものであれば利用する車両はすべて機械の中におさまり、簡単には動かすことはできません。
少なくとも車ごと盗まれてしまうような事態は防ぐことができます。